2014年からリモートアシスタントサービス「CASTER BIZ(キャスタービズ)」を展開している株式会社キャスター。
同社の提供するサービスの累計導入社数が2,900社を超えるなど、オンラインアシスタント業界において中心的存在とも言える運営会社です。
オンラインアシスタント、オンライン秘書サービスの導入を検討された方なら一度は聞いたことがある名前でしょう。
この記事では、そんなCASTER BIZ(キャスタービズ)の評判や特徴、料金プランについて、詳しく紹介します。
対応業務
キャスタービズのホームページには、対応業務の一例として、秘書、営業事務、人事、経理、クリエイティブ、翻訳などの業務が掲載されています。
秘書 | メール対応 各種手配 リサーチ業務 資料作成 | アポイント調整
営業事務 | データ入力・整理 リサーチ業務 アポイント調整 営業資料作成 | 見積書・請求書作成
人事 | 応募者対応・面談日調整 人事労務サポート 勤怠管理支援 | 求人票作成・更新
経理 | 経理記帳 請求書・領収書発行 請求・支払処理 売上・入金確認 紙伝票データ化 |
クリエイティブ | 各種ツールや資料のデザイン 画像修正 | WEBサイト更新
翻訳 | 翻訳業務 リサーチ業務 | メール対応
その他 | 文字起こし SNS運用サポート オフライン対応 受電代行 |
上表の事例は一例ではありますが、メール対応やスケジュール調整のような日常的な秘書業務から、人事、経理、Webサイトの運用まで、自社のニーズに合わせてかなりの部分を任せられそうですね。
業務の依頼は、ChatWorkやSlack等のコミュニケーションツールにより簡単に依頼できる仕組みになっています。
新しくビジネスを立ち上げたり、新たな事業分野に打って出るには高いハードルがありますが、オンラインアシスタントを上手く活用することで、色んなことにチャレンジできるのではという気にさせてくれます。
キャスタービズではオフラインにも一部対応しています。ファイリングや名刺スキャン、書類整理などを対象としています。
都内限定ですが、企業に訪問して業務を行うサービスも行っているようです。詳細はぜひお問い合わせください。
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料金プラン
CASTER BIZでは様々なプランが用意されています。
6ケ月プランの「BASIC」と12ケ月プランの「LONG」
基本的なプランとして、6ヶ月プラン、12ヶ月プランが用意されています。

実働月30時間で、1か月118,000円から132,000円(いずれも税込)で前述のような業務を依頼できます。
6ヶ月プランでしたら、時給換算で4,400円という水準でしょうか。
月30時間については、翌月への繰り越しに加え前借ができるところが面白いですね。
これに加えて、さらにいくつかのオプションも用意されています。
カスタムプラン
BASICやLONG以外でも、要望に応じてプランを作成してくれる「カスタムプラン」が用意されています。
導入コンシェルジュオプション
業務の切り出しをスムーズにするために、経験豊富なコンシェルジュのサポートを受けられるプランもあります。
月額50,000円(税込55,000円)で1か月単位での利用が可能です。

無料お試し期間のようなものはありませんが、円滑に導入を図るために(あるいは導入を判断するために)、コンシェルジュのサポートを受けられるというのは心強いのではないかと思います。
オンラインアシスタントを上手に活用するためには、細々とした仕事の切り出しがポイントとなります。
日行業務の進め方について、会社ごとに課題があるかと思いますので、こうしたコンシェルジュのサポートが受けられるのはありがたいですね。
「業務の切り出しが難しい」「どんなふうに依頼すればいいのかわからない」といった悩みに応えてくれるでしょう。
助成金・補助金サポートプラン
事業を進めている中で、補助金や助成金を受けられる場面もあるかと思います。
一方で、補助金や助成金については、交付が決まってからも、遂行状況報告や実績報告などの作業が発生し、手続的に相応の負荷が生じます。
こうした煩雑な作業に専任アシスタントチームが対応してくれるプランも用意されています。
Executive Plan
ワンランク上のアシスタントが受けられるExecutive Planというのも用意されています。
問い合わせた方限定ということですが、クオリティ保証があったり、24時間以内の納品があったりといったワンランク上のアシスタントが受けられるプランもあります。
オンラインアシスタントに慣れてきて、より高い付加価値を求めるレベルになれば検討してもいいかもしれません。

運営会社概要
CASTER BIZ(キャスタービズ)を提供している株式会社キャスターの本社は、宮崎県西都市にあります。
創業は2014年9月。まだ日本ではリモートワークが一般的ではなかった頃から、フルリモートの経営に取り組んでいます。
本社は宮崎県西都市
会社名 | 株式会社 キャスター (英文社名:Caster Co.,Ltd.) |
設立日 | 2014年9月 |
代表者 | 中川 翔太 |
本社 | 宮崎県西都市鹿野田11365-1 神楽酒造内アグリ館2階 |
資本金 | 4,990万円(2022年2月28日時点) |
「リモートワークを当たり前にする」
同社はミッションとして「リモートワークを当たり前にする」、ビジョンとして「労働革命で人をもっと自由に」を掲げており、社員のほとんどはフルリモートで働いているそうです。
リモートワークに対するニーズを早くから感じ取っていたということでしょう。
現在、専門領域に特化したサービスも展開しており、「CASTER BIZ」の姉妹サービスの提供や派遣事業、求人サイト運営、マーケティング・コンテンツ制作支援などリモートワークにおける10の人材事業を展開しています。
株式会社キャスターは行動規範として以下の5か条を掲げています。
- グラデーションな働き方を実施し、そして推進する。
- 誇りの持てる仕事を作り出し、プロフェッショナルであり続ける
- 批評家にならず、実務家になる
- 透明性高く、正直であれ
- 優しい不正解より、正しい正解を
個人的には「優しい不正解より、正しい正解を」が好きです。
海外へも展開
CASTER BIZ(キャスタービズ)は、いよいよグローバル展開を開始し、2022年9月には初の海外拠点となるベルリン支店(ドイツ)を開設しました。
ヨーロッパにおける労働人口の減少が背景にあり、社会環境や労働者の状況が日本に近いドイツが初の海外拠点として選ばれました。今後、ドバイにも拠点を開設する予定とのことです。
どんな人が働いているの?
オンラインアシスタントの導入を検討する場合、運用会社の採用ページを見ておくとどんなスタッフが在籍しているのかイメージできます。
CASTER BIZ(キャスタービズ)の場合、クライアントの要望を聞き、アシスタントへのディレクションを行う人材の求人は以下のような感じです。
ディレクターに求められているスキル
チームを取りまとめる重要なポジションですので、ユーザーにとっては使い勝手を左右する重要なスタッフと言えるでしょう。
必須スキル
・バックオフィス経験または顧客折衝のある方
・中級以上のMS Officeスキル(Excel関数・PowerPointが不自由なく使える程度)
・ITリテラシーの高い方(新しいITツールを使うことが得意・好きな方)
歓迎スキル
・秘書業務経験者
求める人物像
向上心を持ち、積極的に誠実に業務に取り組まれる方は、正当に評価される仕組みがあります。 対顧客、また社内コミュニケーションには主にチャットを使用します。顔が見えないからこそ朗らかな対応を心がけられる方を希望します。
活かせる経験
・カスタマーサポート、コールセンター経験
・広告レポート実務経験
・WEBデザイン実務経験
・マネジメント経験
求人情報を見ると、かなりイメージが湧きますよね。
こうしたスキルを持った人材を採用するとなると、相当難しいことは容易に想像できます。
そう考えると、月間30時間の業務量をチームでサポートし、それで時給換算で4,000円というのは納得できる水準ではないでしょうか。
こうした取組みにより、優秀なディレクターを中心に、全国から採用されたアシスタントとともにクライアントをチームでサポートする体制が構築されています。
チーム体制での対応
以上のように、クライアントに対してはチームで対応する体制となっていますので、アシスタント個人のスキルに依存しないことになります。
様々なスキルをもつスタッフの中からディレクターが最適な担当者を割り当てています。チームで対応していることから、同時進行でタスクを進めることができるわけです。
キャスターで働くメンバーの居住エリア
フルリモート経営を行うキャスターへの応募者も増加しています。(同社の公式HPによると、2022年4月には3,000名以上から応募があったとのことです)
キャスターで働くスタッフの居住エリアを見ると、全国に分布しており、居住地に関わらず優秀な人材を採用していることが窺えます。

情報はどうやって管理している?
業務を外注するとなると情報がどのように管理されているか気になりますよね。
キャスタービズではアシスタントと全て秘密情報保持契約を結んでおり、キャスタービスと顧客間においても秘密保持契約が結ばれています。
業務上知り得た情報は限られた環境にて保護され、特に繊細な情報は暗号化管理ツールによって保管されているようです。
オンラインアシスタントサービス選定にあたっては情報管理は重要なポイントですので、キャスタービズに限らず、契約書をしっかり確認するなど、発注者側も確認に手を抜かないことが大切ですね。業務を外注する際に共通して言えることです。
評判はどうでしょう?
株式会社キャスターのサービスを導入している企業は累計2,900社を超えているとのことです。
サービス導入累計2,900社以上

創業以来「リモートワーク」という新しい働き方を切り拓き、様々なサービスを先進的に提供してきたことが評価されている印象です。
Twitterでの口コミ
Twitterも覗いてみましょう。
キャスタービズに限ったツイートばかりではありませんが、うまく活用されている方が多い印象です。

サービス導入までの流れ
最後に、サービス開始までの流れを見てみましょう。
まとめると、以下のようになります。
お問い合わせ | 資料請求・お問い合わせまたは個別相談会から必要事項を入力 |
打ち合わせ | 抱えている悩みをヒアリングするなど業務の依頼内容の打ち合わせ |
開始日とプランの確定 | 開始日の確認を行い、プランを確定 |
申し込み手続き | 申し込みフォームの記入・初回入金・コミュニケーションツールの解説 |
サービス開始 | フロント担当とのキックオフミーティングにて業務内容のヒアリング |
オンラインアシスタントは社員を雇用するわけではなく、費用は外注費となりますので、気軽に利用できるサービスです。
「依頼する業務をどうやって抽出すればいいのか」
「当社にあったプランは?」など、まずは問い合わせて見ることから始めましょう。
キャスタービズでは、ホームページから資料請求や問い合わせを受け付けています。
\問い合わせはコチラ/
まとめ
CASTER BIZ(キャスタービズ)は、日本全国から採用された優秀なスタッフが、日常業務から経理、人事、Web運用まで、幅広い業務に対応しています。
社内のバックオフィス体制をもう一段レベルアップさせたい。
もっと筋肉質な業務運営をしたい。
そんなふうなお考えをお持ちでしたら、一度キャスタービズを検討されることをお勧めします。
このサイトでは、オンライン秘書、オンラインアシスタントサービスについての情報を発信してしています。
CASTER BIZだけでなく、事業規模や業態によってニーズは異なります。そういった観点から主要6社のサービスを比較しましたので、そちらの記事もぜひお読みください。
\おすすめはどこ?/

また、料金プランに絞った比較記事もありますので、サービスの導入を検討されている際には、こちらにも目を通していただければと思います。
