最近注目を集めているオンラインアシスタント。
検討している人も多いのではないでしょうか。
この記事では、導入にあたって重要な要素となる費用面について、主要5社の料金プランとともに解説していきたいと思います。
オンラインアシスタントとは?
オンラインアシスタントとは、インターネットを通じて、経理や労務、秘書といった業務を外部に委託できる仕組み(サービス)です。
人手が足りないけれども、社員を雇うほどのレベルではなかったり、あるいは社員が必要なのになかなかいい人材がいなかったりと、思うような体制が作れない時があります。
オンラインアシスタントを利用することで、必要な時に必要なスキルを持った人材を柔軟に活用できることから、スモールビジネスやスタートアップ企業を中心に注目を集めているサービスです。
オンラインアシスタントについては、詳しく解説した記事がありますので、ぜひご参照ください。
\オンラインアシスタントについて詳しく!/

料金プランの類型
それでは、オンラインアシスタントの料金プランの仕組みについて詳しくみていきましょう。
月額制が一般的
オンラインアシスタントの料金プランは月額制が一般的です。
業務量が少ない月があったとしても、定額制ですので、あらかじめ決められた料金を支払う必要があります。
(ただし、余った時間を翌月に繰り越せるサービスもあります)
一方で、利用できる時間数には上限がありますので、その時間数の範囲内で最大限利用できる業務を抽出することがポイントです。
すでにマニュアル化されている業務や、マニュアル化が容易な業務を依頼する場合には、実働時間数も把握しやすく、すぐに利用を始めることができるでしょう。
契約期間が長いほど割安
契約期間として何種類かの期間が設定されている場合、一般的に長めの期間の方が割安になります。
運よく自社にマッチしたサービスに出会った時は、契約期間を長めにしたほうがメリットがあります。
逆に、一度契約すると、利用の有無にかかわらず契約した期間分の料金が発生しますので、契約期間を設定する際は慎重に検討した方がいいでしょう。
主要5社の比較
上記料金プランの類型を踏まえた上で、主要5社の料金プランを比較した表が以下のとおりです。

契約期間、実働時間(繰越の可否)、月額料金について、順に見ていきましょう。
契約期間
契約期間は短いもので1か月、長いもので12か月です。
お試し的に利用するなら、短い方がいいかもしれません。
ただし、前述のとおり、契約期間が長くなるほど料金は安くなりますので、ある程度腰を据えて取り組む場合は悩ましいところです。
例えば、6か月と12か月という契約期間が用意されているCASTER BIZを例にとると、それぞれの月額料金は以下のとおりです。(税込)
6か月:132,000円
12か月:118,800円
単純に金額だけを比較すると長い方が割安なことが分かります。
一方で、フジ子さんのように、1か月ごとに更新していくプランもあります。
いつまで利用するかわからない時には、契約のサイクルが短い方がいいかもしれません。
いずれにしても、契約期間は自社の業務体制や依頼する業務内容によって検討することになるでしょう。
実働時間
実働時間については、タスカルの10時間が最も短く、フジ子さんが20時間〜となっています。30時間が中心となっています。
月間に依頼できる業務が30時間に満たない場合、まずはタスカルやフジ子さんが候補となるでしょう。

繰越
1か月の実働時間のうち、余った時間がどうなるか、これはサービスによって対応が分かれています。
依頼する業務量が毎月変動する場合、あるいはその時になってみないと分からない場合は、余った時間を翌月に繰り越せるかどうかもポイントになるかもしれません。
5社のうち繰越ができるのは3社あります。
ただし、手数料が必要であったり、繰り越せるのは翌月のみといった条件が付く場合があります。
CASTER BIZ: 500円/時間(税込550円)の手数料で繰越・前借可
Remoba: 手数料500円で翌月のみ繰越可能
タスカル: 翌月、次月でも繰越可能
月額料金比較
以上のように、料金プランにはそれぞれのサービスの戦略が表れています。
契約期間や実働期間の設定に差があるものの、強引に30時間に引き直して比較すると以下のとおりとなります。(契約期間は最も短い期間で比較)
安い順に並べてみると
1 フジ子さん
2 Remobaアシスタント
3 i-STAFF
4 タスカル
4 CASTER BIZ
リーズナブルな料金プランであることをセールスポイントにしているフジ子さんが1位となっています。
リーズナブルな料金設定に加え、1か月ごとの契約更新となっていることから、小規模なビジネスにとっては始めやすいプランと言えるでしょう。


無理やり実働時間を30時間に引き直しましたので4位になっているタスカルですが、10時間から依頼できることは大きな強みです。
依頼する業務が30時間に満たないケースは、10時間44,000円(3か月)で利用できるタスカルは有力な選択肢になり得るでしょう。
スモールビジネスにとっては、小回りが効くことは必要な場面が多くあります。


ちなみに後述のとおり、i-STAFFが11月末までキャンペーンを実施しています。そのキャンペーン料金で比較すると、2位になります。(102,300円)

このように各社の料金プランを比較してみると、どういった層をターゲットにしているかが見えてきます。
オンラインアシスタントの選び方
オンラインアシスタントを導入する場合、料金だけで選ぶことはないと思います。
いくら安くても自社のニーズに合わなかったり、相性が悪かったりすることもあるかもしれません。
とは言え、コストはサービス選定にあたって重要な要素です。
ここでは、料金という観点に絞って解説したいと思います。
自社の業務体制にマッチするか
前述のとおり、料金プランは利用時間数と契約期間で決まる傾向にあります。
多少オーバーに言えば、短いサイクルで回していくか、あるいは、腰を落ち着けてじっくりオンラインアシスタントを自社の体制の中に組み込むか、ということになります。
お試しプランの活用
オンラインアシスタントサービスの中には、無料のお試し期間を設けているものがあります。
自社に合うサービスかどうか判断がつかない場合は(そもそもオンラインアシスタントという仕組みに馴染むかどうか)、試してみることをお勧めします。
実際に試せる時間は2〜3時間ですが、依頼する業務を抽出して、成果物を確認するという一連の流れが確認できますので、判断材料にはなると思います。
無料お試しに関しては、以下の記事を参考にしてください。

キャンペーンの活用
オンラインアシスタントの中には、キャンペーン等で値引きを実施しているものもあります。
例えば、i-STAFF(アイスタッフ)は、2022年11月30日までに新規で契約した場合、値引き料金で利用可能なキャンペーンを実施中です。
いずれもプランも実動時間30時間/月で、対応可能時間は平日の朝9時から夕方18時までとなっています。
i-STAFF にはお試しプランもありますので、こういう機会に検討してみるのもいいでしょう。

まとめ
今回は、費用の観点から主要5社の料金プランを比較してみました。
気になる会社があったら、気軽に資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。
ダウンロードで資料を入手できるサービスもありますので、サービス内容を把握するだけならハードルは低いと言えます。
その上で、見積もりを出してもらえば、自社の業務内容とコストを比較して判断することができるでしょう。
このサイトでは、「これからのビジネス、これからの働き方」をテーマに、オンラインアシスタントについての情報を発信しています。
オンラインアシスタントの仕組みは、優れたスキルを持ちながらも外で働くことが難しい人材に働く場を提供する一方、人手不足の事業所に対しても価値を提供できる、社会的に非常に役立つサービスと言えます。
オンラインアシスタントについて、おすすめのサービスはこちらの記事をご覧ください。
