オンライン秘書とは?
オンライン秘書とは、様々な業務をオンライン(リモート)で依頼できるサービスのことで、対象が秘書業務に限らないことから「オンラインアシスタント」とも呼ばれています。
アシスタントと呼ぶ方が業務範囲が広い印象を受けますが、「オンライン秘書」という名称の方がイメージが伝わりやすいのかもしれませんね。
オンライン環境が普及し、ネット接続とパソコンがあれば、たとえ離れた場所にいたとしても、従来の秘書と同じような業務を行える時代になっています。
欧米から始まったバーチャルアシスタント
最近になって日本でも注目されるようになったオンラインアシスタント(オンライン秘書)ですが、もともとは1990年代に欧米で盛んになったバーチャルアシスタントが始まりといわれているようです。
アメリカはITの本場でもあり、オンラインアシスタントは一般的な職業としてすでに認知されています。
日本の雇用形態は、終身雇用を中心としたメンバーシップ型であり、会社に入るとどんな仕事を担当するかはわかりません。
一方アメリカは、仕事が基本のジョブ型雇用と言われる雇用形態が一般的です。
多くの労働者が自分の能力やスキル、キャリアを武器に条件の良い職場を求め歩く場合が多く、またフリーランスとして活動する人も増えています。
フリーランスの割合が40%を超えるフリーランス大国となっています。
このようなことからオンラインを利用してスキルを提供するバーチャルアシスタントが普及することとなりました。

オンライン秘書を利用しているのは?
欧米を起源とするオンラインアシスタントですが、日本でも注目され始めています。
それでは、オンライン秘書を導入しているのはどのような人でしょうか。
スタートアップや中小企業、個人事業主の方まで、幅広く導入されていますが、共通しているのは、人手不足に直面していたり、人件費を抑制する一方で、コア業務に集中したいと考えている経営者層と言えるでしょう。
まとめると、
- 事務作業を任せられる人がいない。
- 営業を事務面で支えるスタッフがいない。
- 採用活動に割ける十分な時間がない。
- 雑務が多く残業が削減できない。
- すぐにオンラインアシスタントが必要
といったニーズを持つ方です。
人手不足や働き方改革の加速という環境面の変化に加え、デジタル化、クラウドの発達といった時流をいち早く活用しようとする敏感な経営者層に評価されているようです。
オンライン秘書で働いているのはどんな人?

それでは、オンライン秘書、オンラインアシスタントして働いているのはどのような方々でしょうか。
子供が小さいために外で働くことが難しかったり、家族の介護などの事情により正社員として働くことが困難という環境の方はたくさんいます。
その中には、かつては会社で正社員スタッフとしてバリバリ活躍されていた人もいるわけで、そうした人の間では、在宅やオンラインで働きたいという潜在的なニーズがありました。
子育てや家族との時間と仕事を両立させたい。
これまでの経験を活かして在宅で仕事したい。
オンライン環境の発展がこうしたニーズを持つ方々に活躍の場を与えることとなり、オンライン秘書のサービス提供側として働いています。
住む場所や時間に捉われず、自らのキャリアを考えていける点が評価されているようです。
こうした優れた能力を持つ方々が、家にいながら社会に対して価値を提供できる、非常に優れた仕組みがオンラインアシスタントサービスと言えるでしょう。
こうしたスキルを持つ方々の発掘に向け、採用に重点を注いでいる会社が多くみられます。
例えば、リーズナブルな価格設定が特徴のオンラインアシスタントサービス「フジ子さん」はそのひとつでしょう。

オンライン秘書の未来
アメリカを起源としたオンラインアシスタント、今後日本でも需要を伸ばしていく可能性は十分あります。
企業間の競争が激しくなる中、オンラインアシスタントのようなサービスをうまく活用することで業績を伸ばす企業が増えてくれば、この市場はさらに拡大していくことでしょう。
コロナ禍からの復活を見せ始めている今、元々少ない労働力を奪い合う状況はますます厳しさを増してくるでしょう。人手不足はさらに深刻化してくるものと思われます。
いかに商品やサービスが優れていたとしても、人材がいなければ仕事を回していくことはできません。
オンライン秘書、オンラインアシスタントというサービスが注目を集めるようになったのはそういう背景もあるでしょう。
スピードが求められている今、オンラインアシスタント、オンライン秘書を自社の仕組みの中にいち早く導入し、その機能を最大限活用していくことが、競争に勝ち残る重要な要素になるかもしれません。
以下の記事で、オンライン秘書、オンラインアシスタントを展開しているサービス提供会社を整理してまとめてみました。
具体的なサービスについて興味のある方は、ぜひご覧ください。
